マッスルパンダ式「やるべきことはトレーニングのみ」の生活!!

「社会人ビルダーです。自分は整理整頓が下手です。スケジュールの管理とか、仕事を片付けるのも下手です。その影響か、トレーニングも計画通りに進めることがとても苦手です。どうすればいいでしょうか」

どうも、いつも読んでいただきありがとうございます!!

マッスルパンダです!!

単刀直入な質問ですね、今回はこの質問にお答えしていきたいと思います!!

もちろん、万人に共通するようなお答えは提供できないので、あくまで筆者が実践している方法を紹介するにとどまってしまいますが。

筆者は物流業とトレーニングを両立していた時代を経て、現在はインストラクターと在宅ワークの兼業で生計を立てながらトレーニングを楽しんでいます。

筆者は、周囲の方々から「スケジュールの管理とか、部屋の整理整頓とか、とても細かくて、お器用なんですね!!」とよく言われますが、実際は超不器用です。

ですが、自分の不器用さを自覚し、何をしたかと言えば、「不器用を克服する、器用になる」ということではなかったんですね。



ワーキングメモリーについて



ワーキングメモリーという言葉があります。

認知心理学で用いられる用語、概念の一つです。

ワーキングメモリーとは簡単に言いますと、「人が一度に処理できる情報や作業の量」のことを指します。

たとえば一人暮らしのビジネスマンが、朝、いつものように起床したとします。

するとまず、①朝食の支度をする→②朝食を食べる→③身支度をする(服を着替える)→④歯を磨く→⑤会社に持っていく荷物を揃える→⑥一日のスケジュールを確認する→⑦始業時間に間に合うように、決まった時間に自宅を出て、会社に向かう

という、こんな感じの朝のスタートになりますね。

人のワーキングメモリーの容量は、個人差はありますが平均で5つとされています。

つまり、平均よりも少し優れている人は、上記の7つの流れを卒なくこなせますし、平均以下の人は、たとえ毎日のことであっても上記の流れのどこかで「忘れ物をする」だとか、「歯を磨くのを忘れてしまう」ということがあったりします。

ワーキングメモリーの容量が5つ以下であっても、たとえば「朝食の支度(みそ汁を温めなるなど)をしながら服を着替える」という風にすれば、2つの作業を1つにまとめて、ワーキングメモリーを節約したりすることができます。

または、ともに暮らすパートナーを見つけることで、朝食の支度や着替えの複の用意などをパートナーに任せる、という方法もあります。

「トレーニングをする」というのも、ワーキングメモリーを一つ使用しますね。

そのうえ、トレーニングが始まれば「あらかじめ決めた順番通りにトレーニングメニューをこなす」とか、「BCAAをこまめに飲む」の他にも、「ベンチプレスの時は、肩甲骨を寄せて、肩が前に出ないように意識しながらバーベルを押し上げる」などの動作ポイントの徹底にもワーキングメモリーを使用します。

不器用な人というのは、案外、このワーキングメモリーが弱い人のことを指していたりします。

もともとあまり細かい工夫にこだわらない性格の人でしたら都合が良いのでしょうが、「結果を出すために、あの工夫もこの工夫も取り入れたい!!」という人にとっては、ワーキングメモリーが弱いことは不利なことかもしれませんね。

ですが、実際はそんなことありません。

すぐに取りかかり、片付けるようにすること

ワーキングメモリーが弱い人にしろ強い人にしろ、メモリーがいっぱいになれば次に必要な作業や情報が入ってきません。

「2つのことを同時にできない人」というのは、ワーキングメモリーが弱いと思われがちですが、ワーキングメモリーが強い人でも、抱える作業や情報が無駄に多くなりすぎると、どれから手をつけていいのか分からなくなり、複数のことを同時に手際よくこなすということができなくなります。

そのため、ワーキングメモリーが弱かろうが強かろうが、情報が入ってきたら「すぐに取りかかり、処理する」というクセをつけることが大切です。

すぐに片づけてワーキングメモリーの容量を空けておくようにしないと、次に情報が入ってきたときに、頭がパンクしてしまい、何から手をつけていいのか分からなかくなります。

仕事ができる人、処理が速い人というのは、ワーキングメモリーが強いのではなく、すぐに取りかかり、次の情報のために今ある情報を早めに処理しておく習慣というのが出来上がっている人なんです。

そうした習慣をもって一日を過ごすようにすれば、トレーニング中に仕事のことが気になったり、予定したトレーニング時間までに仕事が片付けられないといったことが少なくなってくるはずです。

どうすればいい??

ワーキングメモリーの弱さに対処するには2通りの方法があります。

1つは、「やるべきことを減らす、選択肢をしぼる」という方法です。

もう1つは、ワーキングメモリーを強くする、つまり「器用になる」ということですね。

簡単なのは前者の方ですね、筆者は前者の方法を採用しました。

後者はあまりオススメしません。

日常の業務が増えるだけだからです。

仕事でもトレーニングでも数多くのことを完璧にこなすことに喜びや優越感を感じたいのなら話は別ですが、多くのことを器用にこなせる人ほど、かえって何かを極めることって少ないんですよね。

「多芸は無芸」ってやつです。

やるべきことを減らす、選択肢をしぼる

部屋の掃除を例にしますと分かりやすいと思うのですが、部屋に不要なモノが多すぎると、人は集中力が低下すると言われています。

モノが多いと、それらを清潔に保ったり、整理整頓したり、果ては大掃除の時にどれを捨てるかで悩んだり(たいていは捨てられないからモノが溜まるのですが)、様々な手間がかかりますね。

ですが、必要なモノしか部屋に置かないでおくと、驚くほど集中力が増します。

ビジネスマンのデスクの上にも同じことが言えます。

デキるビジネスマンのデスクの上はいつも整理整頓されていますし、余計なモノが置かれていません。

そのため、探し物をするときも、どこに何があるかはっきり分かっているため、手間がかかりません。

余計なことに時間をかけずに、仕事に集中できるんですね。

これと同じように、一日のスケジュールの中でやらなければならないことや加えなければならない細かな工夫を、出来る限り排除してみると、トレーニングに対する集中力はもの凄く高まります。

トレーニングとそのための食事を中心に仕事を決めてみる

筆者は現在インストラクターですし、4年前までは物流の仕事に従事していましたが、もとは外国語教育に特化した高校と大学の出身です。

ですが、自身の求める働き方とそれを実現するためには何が必要なのかはハッキリと分かっていたため、外国語を活かした仕事にはつかず、あえて物流の仕事を選びました。

筆者はトレーニングで成功することを夢見ていたので、そのために必要な生活スタイルを実現するには、外国語のスキルを活かした仕事は不向きだったんですね。

なにせ筆者は不器用でしたから。

ワーキングメモリーを多用せずに済むように、物流の中でもかなり単純な作業につきました(10~25kgのものを指定された数、ひたすら流れるコンベアの上に乗せるという作業です)。

そして、ワーキングメモリーに余裕を持たせることで、トレーニングにも大いに集中できましたし、食事の時間も内容もしっかり確保できましたし、現在の在宅ワークのための勉強や準備まで全てスムーズに進ませることができました。

毎日の仕事の内容をなるべく一貫させることで、必要なカロリーを計算するのも容易でしたし、ちょっと普段よりも忙しい場合はいくらかプロテインなどの量を増やせば疲労の蓄積を防止することも簡単にできました。

筆者はとにかくとにかく、トレーニングと食事に集中できるように仕事を選びましたし、さらに集中できる環境を手に入れるために、現在はインストラクター業と、当ブログも含めた在宅ワークの兼業というスタイルで生計を立てています。

いつ仕事するか、どのくらい仕事するか、全て自由です。

トレーニングにどのくらいの時間を割くかも、もちろん自由です。

そうです、筆者はワーキングメモリーが激弱なんです(笑)!!

だからこそ、選択肢をしぼった生活をしているんです。

モノを持たない、余計な手間を増やさない

筆者は必要なモノしか家に置きませんし、必要な人としか関係を持ちません。

自宅にはダイニングと、自分用の部屋が2つあります。

他の記事でも書かせてもらっていますが、筆者は毎日、毎回の食事において「たっぷりのオリーブオイルをかけた色とりどりの生野菜サラダ+カツオやサーモンの刺身もしくは目玉焼き+ミックスナッツ+有機で無調整の豆乳にシナモンと甘酒(米麹)を加えたもの」という内容を徹底しております。

そのため、ダイニング(台所)に置いてある「モノ」の中で比較的目立つものといえば、オリーブオイル、食器5点、野菜を切るための包丁とまな板、コップの用途を兼ねたプロテインシェイカー、目玉焼きを作るためのフライパン、ちっちゃな冷蔵庫、ごみ箱くらいです。

2つある自分の部屋のうち、片方の部屋には懸垂台とEZバーとダンベル、サプリメント収納棚だけ。

もう片方には、仕事用のノートパソコンと、仕事に必要な書籍とそれを立てておくための本立て、それらを置くためのデスク、だけです。

合わせようと思えば全て一つの部屋に収まりますが、あえて別々の部屋にしています。

それぞれの部屋の用途に応じたもの以外の余計なモノは一切置きません。

これによって、片付けと掃除の手間を大幅に省いています。

そして、トレーニング中はトレーニングのこと、仕事中は仕事のことにしか意識が向かないようにしているんです。

潜在意識は常に活動している

人間の意識には、「顕在意識」と「潜在意識」という2つの意識があります。

顕在(けんざい)意識とは、具体的に考え事をしている時に働く意識です。

「今日の晩御飯は何にしようかな」

「今日はどんな服を着ようかな」

などなど。

潜在意識とは、無意識のうちに働いている思考回路や想像力のことを指します。

実は人間の意識は、潜在意識=無意識の考え事の方が9割以上を占めており、顕在意識=意識的考え事は、意識全体でいえば氷山の一角に過ぎないんですね。

何か「モノ」を目にしたとき、それについて意識的な考え事はしなくても、潜在意識は必ず作動すると言われています。

たとえば筆者の部屋には、以前、もう使えないのに「初めて買ったものだから」という理由で、マウンテンバイクが置いてありました。

他にも、高校時代に使ったバスケットボールやバスケットシューズなど、様々なものが置いてありました。

つまりは、思い出の品です。

それらが視界に入ったとき、意識的には「あれは、最初に買ったマウンテンバイクだ」とか、「これは高校時代に使ったバッシュだ」という風には思わなかったとしても、潜在意識、無意識のうちでは「いつ買ったもの?どこで手に入れたもの?何のために買ったもの?どんな気持ちで買ったもの?買った時は誰といた?」などなどなどなど、本当に様々な情報を処理しているんですね。

部屋にモノが多くなればなるほど、視界に入るものが多くなればなるほど、この活動は量と回数を増します。

いつも潜在意識に余計なモノが渦巻いている、これが雑念というやつです。

これにかかると、日常の物事に対する集中力は大幅に減ります。

何より、モノを捨てられない原因って、たいていは「いつか使うかも」とか、「せっかく手に入れたものだから」といった不安から来るものです。

部屋に余計なモノが多いというのは、「部屋を不安でいっぱいにしている」のと同じことなんです。

これも、ワーキングメモリーの活動を大いに妨げる原因になります。

部屋には、必要なもの以外、置かないようにしましょう。

パートナーに自分のトレーニングを任せる

もう一つ、筆者のようにワーキングメモリーの弱い人が仕事とトレーニングをしっかり両立していくための方法として、「自分のトレーニングメニューを全て、パートナーに丸投げする」というものがあります。

パートナーとは、一緒にトレーニングをしている友人や、インストラクターさんのこと指します。

これ、日本人があまり取り入れない方法なんですね。

海外では割と一般的でして、有名なボディビルダーやフィジーカーの間でもごく普通に取り入れられています。

次のコンテストに向けてどこの筋肉をつけて全体像を改善するか、それに基づいてどのようなトレーニングメニューを作り、どのくらいのペースでトレーニングするか、食事やカロリーの量はどうするかなど、全て専門のトレーナーや栄養士に委任するという方法です。

「自分でできるようになる」という意識が高い日本人だからこそ、この方法は敬遠されがちなのかもしれませんが、筆者は週に6日間のトレーニングのうち、4日間→背中、胸、脚(週2回)のトレーニングメニューの作成や、その日ごとの体調によるトレーニング量の増減などはすべてインストラクター任せです。

もちろん「なぜ、その種目を取り入れるのか」などはしっかりと話を聞かせていただき、自分が理解し納得したうえで取り組みますが、基本的にはそのインストラクターのことを全面的に信頼し、自分のトレーニングをほとんどお任せしています。

もちろんお金はかかりますが、それで筋肉がついているのだから勿体ないとも思っていません。

むしろ、自分一人でやっていつもオーバーワークに陥り、解決できないまま悶々と、筋肉がつかないことに悩みながら同じトレーニングを繰り返してしまっている人をたくさん見てきましたし、残念な気持ちで眺めていたりもしました。

自分自身の感覚だけだと、どうしても見落としてしまう動作のポイントや、食事のポイント、体のゆがみなども、インストラクターと一緒にトレーニングしていればすぐに指摘してもらえます。

筆者のように、ワーキングメモリーの弱い人にとっては、それが何よりのメリットです。

1人でトレーニングしながら、自分の弱点や見落としていることに気づく余裕がないものですから。

やらなければならないことと思っているものの大半はやらなくてもいいこと

筆者は自身の経験と、大学時代に学んだ心理学を応用して、若い社会人ボディビルダーや、トレーニングやスポーツに励む若者の相談に応じることがよくあります(当ブログは、その質問に対する筆者の回答を中心に記事を作成しております)。

いつも思うのは、

「頑張らないと、認めてもらえないから」

「大人になったんだから、一人で何でもできるようにならないと恥ずかしいから」

「両親に応援してもらっているのに、成績を残さないと申し訳ないから」

という、不安や恐怖や自責の念から、やらなくてもいい努力まで日常に取り入れてしまっている人のなんと多いことか。

「何故、もっと自分のために生きられないのか」と考えてしまいますが、筆者にも同じ経験があるため、強くは言えません。

ですが、恐怖や不安から出た行動というのは、たとえそれで良い結果を残せたとしても、いつまで経ってもネガティブな感情からは切り離されません。

「もっと頑張って、もっと周囲の期待に応えないと」

「この地位(または成績)を誰かに奪われないようにしないと」

と、いつもいつも他人の価値観におさまるように努力している人が多すぎます。

そんなことに、ワーキングメモリーを消費してしまっているんです。

中学生や高校生、大学生が、卒業式を終えた途端に無気力になるケースが非常に多いですよね。

特に高校時代、部活で毎日コーチに怒られながら、それでも必死に勉強して、文武両道、成績が同学年の中でもかなり上位にあったりした人=超優等生な人ほど、そうする必要が無くなった途端にぷつんと気持ちの糸が切れて、大学が始まったらするであろう勉強の予習でもすればいいのに、何にもすることがなく空っぽになってしまうという話をよく耳にします。

きっと、他人の価値観におさまるように勉強してきたものですから、ちっとも楽しくなかったのでしょうね。

だから、おさまるべき他人の価値観が身の回りから消えた途端に、勉強する動機がなくなってしまうのでしょう。

努力とは、自分にプレゼントをする行為です。

そのままでも十分素敵なあなたに、

「もっとカッコ良くなるため」、

あるいは「もっと人生を楽しむため」、

「新たな楽しみを見つけるため」、

そのためのプレゼントをする行為が「努力すること」なんです。

ですから、できないものはできないでいいんです。

やりたくないことはやりたくないでいいんです。

トレーニングがしたいなら、トレーニングに最大限集中できる環境と精神状態に自分を置いてください。

そうするために、やりたくはないけどやる必要があることに関しては、「大好きな大好きなトレーニングのためだ!!」と割り切って、やってみてください。

ちょっと気が進まないことでも、自分に「トレーニングを楽しむ時間をプレゼントするために必要なことだ」と思えば、案外、苦ではなくなるものも結構あります。

もし自分一人で対処できないことがあれば、堂々とパートナーに頼ってください。

一度きりの人生ですから、トレーニングが好きならトレーニングのために生きてみましょう。

たとえ後々、それで後悔することがあったとしても、やらずに後悔するよりは何倍もマシです。

今一度、自分の生活、自分の部屋、自分のスケジュールや人間関係に、「余計なもの」がないかどうか、確かめてみてください。

他人の価値観におさまるためにワーキングメモリーを消費してしまっていないか、確かめてみてください。

以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!


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